ステップ2:重要な情報を収集する

 

重要な情報の収集,手続きの概説,緊急連絡方法の特定は,「重要な情報」ワークシートを使って,同時に行うことができます。 

連絡は緊急対応に不可欠です。緊急時に連絡できるということには,連絡とリソースに関する適切な情報があるということが含まれています。こうした重要な情報を収集し,保管することで,必要性の評価と対応の働きが改善されます。以下の重要な情報を編集し,保管し,定期的に更新してください。 

このように準備をすることで,緊急時における会員の安全と必要性について,説明,評価,対応,報告を行うことができます(ステップ3―「割り当てと手順を概説する」参照)。 

あなたのワードやステークのさまざまな所在地に印を付けるために地図を作成します。maps.lds.org,LDSツール,あるいは印刷した地図を利用するとよいでしょう。

地図とワードまたはステーク住所録を印刷し,会員の家族と宣教師の居住地を特定します。

重要な情報―「特別な助けを必要とする会員」ワークシートおよび「重要な情報―設備,技術,連絡のためのリソース」を使って,以下を特定し,地図に書き込みます。

  • 特別な助け(例えば,車いすの介助,酸素,特殊な投薬治療など)を必要とする会員。
  • 対応や清掃の働きに役立つ機材や技術(例えば,医療訓練あるいは緊急時の対応訓練など)を有する会員。

「重要な情報―奉仕」ワークシートを使って,教会,地域社会,あなたの地域で活用できる,以下のような対応の働きに役立つような公共リソースのリストを作成します。

  • 教会集会所,施設および財産
  • 公安機関(警察,病院など)
  • 例えば,食料,住居施設,医療などの緊急サービスを提供する地域社会やその他の組織。

「重要な情報」ワークシートに必要事項を書き込むとき,現行の計画における欠落部分を特定します。「対応策および割り当て」ワークシートを使って,備えの働きをフォローアップします。 

対応策を講じる― 

1.地域社会のリソース所在地に印を付けるために地図を作成する。地図とワードまたはステークの住所録を使って,宣教師と会員の居住地と連絡先を特定します。 

2.地元指導者と福祉事業の連絡先を掲載する。

3.「重要な情報」ワークシートを使って,特別な助けを必要とする会員および,非常時に役立つ,機材や特別な技術を有するワードまたはステークの会員を特定する。 

4.「重要な情報」ワークシートを使って,ワードやステークが活用できる,対応の働きに役立つ公的リソースのリストを作成する。 

5.現行の計画における欠落部分を特定し,「混乱時のための計画」ワークシートを使って,この計画を完成する。